企業連携による地域課題対応新事業展開支援事業費補助金の交付先決定について
中央会からのお知らせ2022年12月05日
今年度、県の予算を受けて本会が新たに創設した「企業連携による地域課題対応新事業展開支援事業費補助金」の交付先が決定しました。同補助金は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業者が地域課題の解決に向けて連携して行う取組みを支援するもので、中小企業組合または企業連携グループが実施するデジタル化、人材育成、業務効率化、商品・サービス等開発、販路拡大やリスク対応力強化などの共同事業に対し、上限200万円・補助率3分の2以内(過半数が小規模企業者で構成される組合又は企業連携グループの構成員である小規模企業者については5分の4以内)の範囲において補助金を交付するものです。
今回14組合・グループから応募申請があり、審査委員会を経て、以下のとおり交付先が決定しました。
グループ名 | 恋する大船渡。実行委員会 | |
補助対象者 | ㈱海楽荘(大船渡市) | 岩手開発産業㈱(大船渡市) |
事業テーマ | アフターコロナに対応する地域連携型オプショナルツアーのWEB販売 | |
事業の概要 | コロナ禍でビジネス利用や団体ツアーが減少した状況下、地元企業や地域住民が密接に関わる大船渡ならではの個人予約向けツアーの造成に取組み、オンラインサービスのプラットフォームを整備して入域観光客の増加を図る。 |
グループ名 | プログラミング人材養成プロジェクト | |
補助対象者 | ㈱興縁(八幡平市) | ㈱長島製作所(一関市) |
事業テーマ | プログラミング人材の育成に向けたシステム構築 | |
共同事業の概要 | IT人材不足が懸念される状況下、構成員企業の業務管理システムの開発を軸に、小中学生を対象とするプログラミング教室の全県展開を視野に入れてシステムの再構築やノウハウの収集に取り組む。 |
組合名 | 安比塗企業組合 | |
補助対象者 | 安比塗企業組合(八幡平市) | ― |
事業テーマ | 新しい生活様式に対応するためのECサイト構築 | |
共同事業の概要 | 売上の主体であった都市部での催事売上がコロナ禍により大幅に減少。漆文化を掘り下げた情報発信と多彩な決済機能を付加したECサイトを立ち上げて、消費者と生産者を結ぶ新たなチャネル開拓に取り組む。 |
グループ名 | 釜石地産地消販売促進の会 | |
補助対象者 | ㈲菅原紙器(釜石市) | ㈱多田旅館(釜石市) |
事業テーマ | 地域資源を活用した統一新商品開発と販売 | |
共同事業の概要 | コロナ禍により観光や会食の機会が減少する状況下、釜石産「帆立」「牡蠣」を使用した新商品の開発に取り組み、地域資源の新たな需要獲得を図る。製造業者・地元旅館・盛岡駅ビルに店舗を有する事業者が連携し、サプライチェーンのモデル構築を目指す。 |
グループ名 | 陸高スイートベジ推進協会 | |
補助対象者 | ㈱リアスターファーム(陸前高田市) | ディデザインファーム(陸前高田市) |
事業テーマ | 陸前高田産スイートベジの6次産業化による地域特産品開発 | |
共同事業の概要 | 陸前高田市のいちご生産者と高糖度トマト生産者が連携し、スイートベジ(スイーツ素材)として市内の菓子店等に共同提案を行う。規格外果実などの高速選別・殺菌・冷蔵冷凍保管設備を導入して、市内菓子店にスイーツ開発を提案し、地域の新たな特産品とすることを目指す。 |
グループ名 | 岩手漆芸研究会 | |
補助対象者 | ㈱浄法寺漆産業(盛岡市) | 大川工房(花巻市) |
事業テーマ | 岩手県産漆を活用した高付加価値型万年筆の開発と販路開拓 | |
共同事業の概要 | コロナ禍で催事出展などの販売機会が減少している状況下、中国・東アジアなどでのニーズの高まりを視野に、岩手県産漆を使用した高級万年筆の企画開発と販路開拓に取り組む。 |