10月15日、岩手山に初冠雪がありました。山々の紅葉が錦織の絢爛さを日ごとに増しています。東北の秋を観光する旅人で駅がにぎわっているのが目につきます。それも定年をとっくに終えた高年者のはつらつとした旅姿。帽子も服もデイバックもおしゃれで板についてます。 生活習慣病を克服した(あるいはうまく付き合っている?)人々でしょう。この人々に見て欲しいところが岩手には一杯有ります.今月、西島康之先生が紹介下さった葛巻町を知ったら、酸素の薄い大都会の人々は健康回復に訪れたくなるのではないでしょうか。もはや既存の観光ルートは人混みで一杯ですから。しかし、この岩手さえ開発ということで自然の破壊が進み、小野寺正信先生は愛する山の変貌を嘆いておられます。人のために自然のために厳しい目をもって声を大にして世に訴えるのが医師の務めと諫めておられるのではないでしょうか。特集の医療系廃棄物の適正処理はまさにその為のことであります。 表紙の川端康成の他、島崎藤村、芥川龍之介の恋人も岩手の人とか。自然のみでなく、女性も昔から岩手は素晴らしいのです。 齊藤恵子 |
葛巻町と山形村にまたがる「県立自然公園平庭高原」は平庭岳の中腹に広がっており、日本最大規模と言われる30万本の白樺林とレンゲツツジの群生で知られる美しい高原です。 |
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