マルチメディア調査報告 (4/6)

II−2.パソコン導入状況

 「まだ導入していない」のは全体の28%で、院長の年齢では、60代以上がその約9割(87%)を占めアンケート回収比率の53%を34ポイントも上回る。また、規模では「2名以内」と「3〜5名」で64(13+51)%であり、アンケート回収比率の44(8+36)%を20ポイントも上回り、逆に「21名以上」は該当がない。
 また、「持っているが業務に使っていない」は11%であり、その構成は「年齢的」には特に相関関係は認められないが、「規模的」には21名以上規模では該当が0%であり、規模が大きくなれば必ず業務用に活用していると見られる。
 このことから、パソコンの導入や活用の現状に関して、一般的には院長年齢と従業員規模に大きく関係していることが分かる。
 しかしながら、「パーソナル」コンピュータといわれる通り、もとより「個人」の興味や必要性に深く関わる部分なので、年齢や規模に表れた傾向だけで、パソコン状況を結論づけるのは危険である。従って、このデータはあくまでも大枠の傾向把握のために用いられるべきである。



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