女性部設立記念講演会(続き) | |||||
【記念講演】
本日は、 私が仕事をしながら感じていることや、 盛岡には縁がなかった人間が、 なぜ 「マ・シェリ」 を創刊したかについてお話したいと思います。 今から14年前、 夫に盛岡転勤の辞令が出ました。 8月30日、 上野駅から盛岡駅までの新幹線で、 台風の多い夏で、 一関周辺を通過する時に車窓から冠水した水田をみまして、 不安になりながら盛岡駅に降り立ったのは一生の思い出です。 誰も知らない街に来ますと、 情報が無ければ全く動けない状況もあり、 この街に住んでいるからには盛岡の街の暮らし、 岩手の暮らしが楽しくなるような、 住んでいる人が元気になるような情報を発信出来るような仕事がしたいなと思いました。 そして、 平成5年11月に 「マ・シェリ」 という会社を設立し、 平成6年4月から情報誌 「マ・シェリ」 を創刊し、 今年で丸6年、 400号を発刊しました。 「マ・シェリ」 の意味はフランス語で“私の大切な人”という意味の女性名詞で、 私が命名した想いは、 家庭や地域や職場で生き生きと輝く大切な愛しい女性の皆様にメッセージを送りたいという想いで付けさせていただきました。 「何故、 女性をターゲットにしたか?」 と申しますと、 いま日本においては、 女性が元気です。 女性は好奇心に飛んでアンテナを高く立てて色々な情報をキャッチする心の柔軟性に富む方が多いと思います。 掲載記事を見てその店を訪れたという方は圧倒的に女性であり、 女性が元気だと街も元気になるということで、 女性にお配りしているわけであります。 会社のロゴ・マークは女性の大きな赤のハートの上に男性の小さい緑のハートがちょこっと乗っているもので、 情報が女性に伝わり、 男性に伝わるという創刊の想いが込められています。 当初の記事は、 衣食住、 イベント情報が主でありましたが、 最近、 読者から求められる情報は、 健やかに生きるのにはどうしたら良いかというような情報を欲しがっています。 先生方のお話を聞きながらそういう方面の話題も載せてみたいなと思っています。 全ての諸経費も配達のためのマ・シェリ・レディー430名人件費なども広告収入のみ経営しております。 “女性が配る女性のための情報誌”ということでやっております。 最近は40歳代以上の女性を対象とした 「マ・チュリペ」 という熟年世代向けの情報誌も発行しております。 その中で基本としていることは“心豊かに、 ゆったりと連れ立って”ということです。 これからも編集者として盛岡に初めて来た時に感じた“わくわくドキドキ”とした気持ちで、 季節も人も街の風景の移り変わりも新鮮な感動を持てるようにしたいと思います。 盛岡に来て豊かな心を得て、 子供達にも第二の故郷を与えることが出来ました。 これからは、 情報提供したものが帰ってきて深い絆となるような一生のお付き合いとさせていただきたいなと思っています。 講演後、 会場からプライベートな質問もあり、 楽しい講演会であった。 どういうわけか、 眞瀬理事長と医協の小山くんと取材の小生の男性は3人、 女性の熱気に気押されてしまった。 懇親会を前に小生はシッポ巻いて退散したが、 眞瀬理事長は立場上、 懇親会にも残るという勇気ある選択をされ、 後でお尋ねしたら 「和気靄々とした楽しい会であった」 と話しておられた。 |