あとがき ある雨上がりの午後、いつもは車でさっと通り過ぎる岩手日報脇を歩くことがあった。幼少時の駆け回った遊び場だった。社屋の前の池の端ぐるりが多種類の色とりどりのあじさいの花でうめつくされていた。 いつの間にこんなきれいに?忙しいの一言で見てても見えずの生活がこんな風に日常繰り返されていることが改めて悔やまれた。 医協の常務理事と言う大任を頂き負担に思ったが、会合に出ている内に生活者として助け合い、喜びを享受しあう組織の中にいることを実感し、不思議なほど心静かになった。 また、偶然にも、ある女性雑誌に夏の岩手がグラビアの特集記事となっていた。「美しい日本が残る優しい町、景色はそこに住む者の心が作る」として俳優の児玉清が盛岡、花巻、遠野を素敵に紹介していた。 訪れる旅人に心豊かさを感じさせ、憩わせるそういう役目も私たちにあるのだ。そして、其処に岩手の素敵さを見つけだし全国の人々を引きよせる楽しい役目も。 情報担当となりました。どうぞ宜しくお導き下さい。 齊藤恵子 |
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