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第11回 通常総代会開催(続き)


 そんなことできょうは深くそのことを実は申し上げたかったわけでございます。 協同組合等の理想的なあり方というものはこれは全国共通の、 言うならば国のマニュアルにもあるわけでございますが、 それをややかみ砕いて申し上げますと5つに集約できるんだろうと、 このように思って、 私は常々560の会員組合に接する機会がありますれば申し上げているわけでございますが、 その一つは、 その組合の組織、 どういう方々の組合であるか、 当組合は言わずもがな、 お医者さんの先生方の組織であるわけでございます。 そして、 総代制という制度をとっておるわけでございます。 これを総代の先生方とあるいは組合員の方々とのすべての協調を含めた場合に、 この医師協同組合の今後の運営をどうすべきかというのは、 やはり将来のビジョンとして構築をするというふうな、 そういう必要が当然あるわけでございます。 それから、 2つ目には、 描いたビジョンを組合員あるいは総代の方々といかに連帯を強めていくか、 そして協調、 協力をいかに組合の中に取り込んでいけるか、 このことが2番目になるんだろうと思うわけでございます。 そして、 3番目としてそのようなことをリードするいわゆるリーダーシップ、 組合執行部のリーダーシップという問題が次に出てくるだろうと思うわけでございます。 そして、 組合全体の運営というのはもとより民主的に行われなければならないというのが4番目だろうと思うわけでございます。 この4番目まではいわゆる組合の構成員、 ベース、 基盤であります組合の先生方、 直接、 間接にかかわる問題であるわけでございますが、 そういった先生方が機関ごとに取り決めになられたことの処理、 あるいはあすへのまたよりよい道を選ぶためのチェック、 分析機能という問題が組合の事務局の整備、 完備の必要性に結びつくと思うわけでございます。 この5つの項目が相まって組合は理想的な姿の運営をたどっていくだろうと、 こう思うわけでございます。
 少なくとも過去10年間私はほとんど毎年の総代会に参りまして見てまいったつもりでございます。 今申した5つの、 私は組合運営の訓と申しておりますけれども、 この訓に沿った組合の運営というのが常になされているというのを改めて感じるわけでございます。 どうかこれからまた11年目に踏み込んだきょうから、 厳しい環境下の中での組合の運営について、 執行部あるいは小野寺理事長さんを船長といたしまして、 組合員総代あるいは事務局、 協調相まって組合運営の健全化につきましてご精進をされますように、 このたびの総代会を機会に、 一言所感を交えながら申し上げまして、 ごあいさつにしたいと思います。 ありがとうございました。

午後4時16分 閉会

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