4月1日、小泉医療改悪案が実行された。介護保険料の引き上げ、「障害者自立支援法」実施、名前は自立支援と謳っているが内容は利用者負担増である。そして、診療報酬の3.6%の引き下げは、今後医療の質を低下させる可能性が大である。
同日、東京の日本医師会館では、役員選挙が行われた。岩手県医師会・石川会長が日本医師会代議員会議長に立候補しており当選確実との予想であったので、歴史的瞬間に立ち会いたく、個人的資格で上京した。議長・副議長は無投票当選、まるで当たり前のように議長席に着いた石川会長の姿を見て、ここ1ヶ月の杞憂が「何だったのか?」という思いで気が抜けた。熾烈を極めた会長選挙は、優勢を伝えられた現職の植松会長が東京都医師会・唐沢会長に敗れた。やはり、敗因の大きな一つは、過去最大の診療報酬の引き下げであったろう。
遡って3月9日、景気回復基調とのことで日本銀行は「量的金融緩和政策」の解除を決めた。早速、都市銀行、地方銀行は視力検査表の近眼以下といわれる預金利率を気持ち程度上げた。その後には、貸付金利を上げることは、既定の事実である。県内の景気は、老舗酒造会社の倒産、中小建設会社の倒産等、回復していない。不況は医療機関にも影を落とし、加えて今年の大雪の影響は大きかった。通院の足をとられ外来患者数が著しく落ち込んだ。
この時にこそという想いで「いわて医師協同組合」では、眞瀬理事長の大号令の下、少しでも「組合員の利益」になるように活動している。組合員の皆さんの手に支えられている部分も多いので、取り上げて欲しい商品、ご要望など、遠慮無く事務局にご提案して下さい。
(菅原 克郎)
|
|
|
岩手の四季「カタクリの花」 |
沢内村ではカタクリの花がピークを迎え、4月いっぱいまで見頃となっております。
村の花カタクリは各所に群生地がありますが、特に見応えがあるのは、安ヶ沢や大荒沢の群生地であります。0.4ヘクタールの平地に可憐な花が密集して咲きほこっている様子には圧倒されます。山あいの村では春がいっきに訪れミズバショウ、ウメ、サクラ、コブシなどもいっしょに咲き始めいろいろと楽しむことができます。
|
|
|