あとがき
今年の冬は、いろいろなことがありすぎて心身とも冷え込む思いであった。天変地異も次から次、あの地震は何時と前後をきちんと話すことが出来ない。そして、カリスマ経営者の凋落、テレビでは毎日のように、株取引を巡る新旧経営者の対立の映像が流され食傷気味である。4月からの「ペイオフ解禁」、「国民年金保険料の値上げ」、「個人情報保護法施行」等の重要な案件に目を向かせないための意図的な手法ではないかと疑いを持つ。
「いわて医師協同組合」では、眞瀬理事長の先見の明により、「ペイオフについて」、「個人情報保護法について」と昨年内に講演会を開催し、組合員の皆様に事前の情報を提供してきた。個人情報保護法に関しては全国に先駆けての講演会の開催で、「漏洩保険」へ加入された方、検討中という先生方も多かった。私自身も個人情報保護法に関連して、カルテの業者でのシュレッダー処理を兼ねNHK(地域版)の取材を受ける羽目になった。
「いわて医師協同組合」で昨年から始まった「カタログ通販」の事業は順調であり、他の事業も堅実な運営状況であるが、如何せん地方経済の状況は最悪である。首都圏では回復基調は言われているが、「勝ち組」、「負け組」がはっきりしただけで、そういう区分けが出来ない地方は回復する可能性が乏しい。しかも、公共事業の依存度が高いので削減の施策は、地方の景気回復を妨げるものである。その影響がジワジワと医療経営に影を落としてきている。眞瀬理事長は「そういう時にこそ、頼りになるのが「いわて医師協同組合」という組織であるのだという気持ちで事業活動を行って欲しい」との一声。
(菅原 克郎)
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一戸町・国指定天然記念物 「藤島のフジ」 |
藤島のフジは、JR小鳥谷駅から南へ600mで、小鳥谷小学校の東隣に位置しています。フジの種類は、ノダフジ(野田藤)で、春から初夏にかけて、紫色の花をつけます。ノダフジは一般に北海道を除く日本のほぼ全国に分布し、茎は著しく長くのびて他の物に右巻きにつくと言われています。樹齢は数百年以上と推測され、樹根の根回りが4m、高さ20m程の巨木で、名実ともに日本一のフジです。
かつては、近くにあったカツラとサクラに巻きついて生長していましたが、その木も老木になり、現在はパンザマストと鉄のヤグラで支えています。
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