昨年の全医協連の総会は、徳島市で開催された。徳島市は人口27万人で盛岡市より幾分規模が小さな感じの街である。海に面しているが、街の中央を吉野川が流れ、「川の流れる城下町」という意味では、盛岡市と似ているところもあり、親しみやすい街である。徳島空港から市街地に向かう道路は、人口比が全国一の開業医数とのことで医療機関の看板が目立っていた。ちなみに、盛岡市内の開業医比率は全国5番目とのことである。この総会の内容については本文に掲載した。
盛岡市内は、本当に開業医が増えている。盛岡市医師会は新規開業医分担金を徴収しているが、これが予想外の大きな収入になっており、市医師会の役員も複雑な思いを語っておられた。
しかし、開業前にきちんとした事前調査を行って開業したという医療機関は少ないように思う。住宅メーカー・建設会社の勧めで開業という例も多く聞かれる。何とかその面で「いわて医協」が役にたてないかと思考錯誤を繰り返しているが、問題点は新規開業の情報が集まらないし、遅れをとる。情報ネットワークの構築が課題であることは重々承知しているが、難しい。勤務医の過酷な労働条件を聞くと今年はさらに開業医療機関は増えそうである。“行くも地獄、引くも地獄”であってはならない、眞瀬理事長とも良く話し合うのだが、なかなか難しい。
（菅原 克郎）
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岩手の四季「冬の北山崎」 |
陸中海岸の中心的スポットである北山崎は平成11年8月に財団法人日本交通公社が公表した全国観光資源評価の自然資源・海岸の部で、国内で唯一最高ランクの特A級に格付けされた、名実ともに日本一の景観を誇る海岸です。
200メートルの切り立った断崖が8キロに渡って連なる様子はまさに圧巻。
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