日出づる国・三陸
潮風に吹かれてマリーン・リゾート
北は洋野町種市から南は陸前高田市まで、太平洋に面する三陸海岸の延長は約180キロ。長い海岸線には変化に富んだ景勝地が連なり、三陸ならではの豊富な海の幸を堪能できます。
豊富な体験旅行型の北三陸
ノコギリのようなギザギザした南からの海岸線は宮古の重茂半島で終わり、種市までの陸中北部はほぼ直線。北上山系の巨大な山塊がそのまま太平洋に落ち込み、100メートルを超える断崖が断続的に連なっています。中でも、鵜の巣断崖、北山崎、黒崎などは、まさに「海のアルプス」という表現にふさわしく迫力満点。この豪壮な景観を漁船で楽しむ田野畑村の「北山崎サッパ船アドベンチャー」や、種市の海岸は絶好のサーフポイントとして人気です。また、洋野町や久慈市では海釣り体験、タコ漁体験、そば打ち体験などグリーンツーリズムと一体となった多種多様な体験も用意しています。
夜明け、水平線から昇る太陽に祈り、漁港の活気を肌で感じる……潮騒を聞きながら夕映えに、漁火にもの想う。うまい魚の海辺の宿。言葉は荒くても浜辺の人情は豊か。のんびりと訪ねてみたい夏の三陸です。
名勝と海水浴をセットで楽しむ南三陸
陸前高田から宮古に至る陸中南部は、溺れ谷と半島が交錯する優しい表情の海岸線が続きます。高田松原や碁石海岸、浄土ヶ浜などの名勝に加え、高田松原、根浜、浪板、真崎など波静かな海水浴場もそろい、海釣り、渓流釣り、ゴルフも楽しめます。オートキャンプ場や海辺の民宿に泊まりながら車で海岸線を巡るもよし、レトロ列車で旅を満喫するもよし、夏でもどこか涼しい風が吹き渡る海辺のリゾートです。
黒潮を親潮がぶつかり合う三陸は日本でも最高の漁場。アジ、イカ、カレイ、サンマ、カツオ、サケなどなど生きのいい魚の棲家で、沿海はカキ、ホタテ、アワビ、ウニ、ワカメなどの養殖も盛ん。左党にファンの多いホヤなど新鮮な魚介類を心ゆくまで味わいましょう。
北山崎
浪板海岸