保険に関する豆知識シリーズ(2)
生命保険を選ぶ基準について
〜教育資金を考える〜
(株)リスクマネジメント・ラボラトリー
北海道・東北本部長 渡辺 徹
今回は基本に立ち返り、そもそも生命保険は何のために加入するのだろうということをベースに、データによる生命保険の役割を見ていきたいと思います。初回は、多くの先生や奥様が関心のある教育費の話です。
そもそも生命保険とは…
生命保険の第一義的な役割・目的は何でしょう?それは、大黒柱(ほとんどの場合は世帯主)に万一あった場合の経済的補填だと言われています。確率は低いのですが、起きてしまうと残されたご家族にとっては、破綻してしまうかもしれないほどの大きな経済的負担を負うというリスクを、安い価格で相互扶助するのが生命保険という仕組みです。
では、いくらあったら安心なのでしょうか?
もちろん、先生方の生涯賃金を保障できればすごく安心なのですが、それはとても大きな金額です。先生ご自身はいらっしゃらなくなる訳ですし、ぎりぎりなんとかやっていける金額というと…そこで、先生に万一あったときの必要保障額を計算してみる必要があります。
その必要保障額というのは、どのようなもので構成されているかというと、毎月の生活資金、教育資金、住宅資金、お子様の結婚資金、死後の整理資金、緊急予備資金、長期療養資金、老後の生活資金、相続対策資金、などです。
すべての方にすべての項目が必要なわけではありませんが、この中で最も気になる項目は何でしょう?優先順位の高い順に並べてみてください。この中で必ず上位にくるのが教育資金と毎月の生活資金、長期療養資金です。先生はいかがでしょうか?
そこで、今回はその教育費がいくらくらいかかるのかを、データを基にお伝えします。
教育費って、実際いくらかかるの?
実際、教育費っていくらくらいかかるのか、理論値ではなく保護者が実際に支出した教育費の調査がありますので、ご紹介いたします。