新年の御挨拶
岩手県医師会長
石 川 育 成
年頭にあたり、皆様のご健康とご多幸を心から祈念致します。
3月11日に発生した東日本大震災は、まさに未曽有の大災害であり、医療分野のみならず東北の沿岸に甚大な被害と深刻な影響を及ぼしております。
このような中で、いわて医師協同組合では、早くから被災地に赴き、組合員に対する物資支援などの活動を行なってきたとお聞きしております。また、当会に対しても、医療資材など全国医師協同組合連合会からの多大な支援物資の援助を頂きました。おかげさまで、被災地の中核病院に対して緊急時の物資支援が可能となりました。厚く御礼申し上げます。
現在、岩手県医師会では、岩手県知事、陸前高田市長、気仙医師会からの強い要望により陸前高田市に設置した「高田診療所」の活動をはじめとして、JMAT岩手を組織して沿岸部の医療支援や学校保健活動に派遣するなど被災地支援を積極的に行なっております。
医療復興に向けて、今後も永く活動が続きますが、郡市医師会並びに関係団体と一丸となって取り組んで参る所存でございます。
いわて医師協同組合におかれましては、被災地のみならず多くの会員の福祉の向上に寄与する為に、岩手県医師会となお一層の連携強化をはかり、濃密な関係を構築して頂きますようお願い申し上げ、新年のご挨拶と致します。