あとがき

誰が開けるのか分からないが、まるで底がないビックリ箱のように、次から次へと出てくる政界のスキャンダル。「政治不信」などという生易しいものでない。この際、自分で収めた税金ぐらいは自分で使えるようにしないと、何に使われるか分からないという気持ちになる。そして、真夜中の岩手県議会では、突然、達増知事が議場で土下座、時が時だけに映像を見た事情を知らぬ人達は“小沢さんのことで謝っているのか?”という誤解も…。

世界同時不況、アメリカ・オバマ大統領は、多額の財政支出を発表しても景気の回復の兆しもなかなか見えない。不況の根深さを感じる。日本はやっと定額給付金の給付が始まった。何かと物議をかもしたこの法案も、イザ給付が開始されると意外に経済効果があるのかも知れないという気になるから不思議である。

医療機関にも不況による受診抑制が始まり、医業経営も苦しさを増すなかで「いわて医師協同組合」の存在意義を再認識し、未加入の医療機関からの新規加入会員も多い。早晩、県医師会A会員の殆どをカバー出来る可能性も出てきた。そして、過重労働から“立去り方転進”で県立病院・大学の勤務医からの開業医も増えている。その先生方も必ず「いわて医師協同組合」へ加入している。組合員が増えれば事業も拡大し、組合員の皆様によりメリットのある商品の提供の可能性に繋がるからである。このような時代的な背景があるにしても、眞瀬理事長をはじめとした役職員(私以外の)の皆様のこれまでの地道な活動の大きな成果であることは間違いない。

菅原 克郎

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