10月1日から、70歳以上の「現役並み」所得の患者さんの自己負担が2割から3割に、70歳以上の長期入院で食費・居住費の負担、そして、自己負担限度額の引き上げ、介護保険では要介護1と要支援の軽度者に対してベッド・車椅子などの福祉用具貸与の1割負担を全額自費に、「障害者自立支援法」と名前は立派だが障害者に1割負担を求めている。下がったものもある。埋葬料の支給が引き下げられた。約10万円程度支給されていたものが、定額5万円に。「お葬式のお金だけは残しておかなければ」が現実のものになった。小泉内閣がすべての仕掛け人であり、無死満塁でマウンドを任されたのが「ハンカチ王子」ならぬ安倍新総理である。
「格差社会」という言葉も生まれた。「勝ち組」「負け組」という所得格差も大きくなったが、地域格差も広がっている。特に地方経済の低迷は目を塞ぎたくなるような状況で、出口さえ見えない。医療機関にも暗い影を落とし始めている。過日、全医協連の広報部会で四国の先生と話したが「私の周辺にもボツ、ボツ廃院する医療機関も出てきた」とのこと。岩手県内も例外ではない。こんな時にこそ、明るい話題を提供したいが、現状では直ぐには思い出せない。
厳しい社会環境の中で、「いわて医師協同組合」の運営も厳しい。眞瀬理事長の腕の見せ処であり、理事長の意を汲んで、これまで以上に役職員が動かなければいけないと思っている。
菅原 克郎
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秋の白樺林(平庭高原) |
平庭岳に広がる高原、約30万本の白樺純林の美しさで知られる。6月が見ごろとなるレンゲツツジやハマナスの咲く草原には牛などが放牧され、のどかな風景を見せている。
秋は色とりどりの紅葉が目を楽しませてくれます。冬はスキー場で雄大な眺望を楽しみながら、白樺林の中を滑る爽快さは、スキーの醍醐味そのものである。
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