平成16年度 「いわて医師協同組合」女性部講演会
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日 時:平成16年11月25日(木) 午後6時
場 所:野村證券盛岡支店
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眞瀬 靜理事長が「最近の「いわて医師協同組合」の状況は着実な運営をしております。当組合で最も大きな実績を上げているのが「医療廃棄物」であります。問題も多く含んでおり、昨日も県内の業者が行政より指定取り消しの処分を受けたようであります。感染性廃棄物については廃棄物処理業者も最も扱いを嫌がります。どうか不要なトラブルを起こさぬようご注意ください。
また、過日、「いわて医協セミナー」を開催しましたが、内容は来年4月施行の個人情報保護法の医療機関に関係する部分を講演していただきました。カルテの管理にもこれまで以上に気を使わなければならない時代であります。購買では、今年4月からの「通販」も順調に経緯しておりますし、東山堂書店との書籍販売も組合員の医学書の購入も多く実績を上げております。今回の女性部講演会は、野村證券の野々村力哉支店長のご配慮で開催されました。分かりやすい資料もあり、「ペイオフ」の問題にも触れていただくことになっています。折角の機会ですので、良くご勉強してください(要旨)」と開会の言葉と挨拶があった。
次いで斉藤恵子いわて医師協同組合女性部部長から「本日は、経済のことを良く勉強して、お金の有効な運用に努めるための糧としてください。なかなかお金の問題に踏み込むことは、嫌なことでもありますが、その心を取り除いてください。また、女性部では旅行会の企画をしておりますが、年明けの1月にも暖かい所へとの予定であります(要旨)」と挨拶があった。
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講演 |
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「お金のひみつ」(講演要旨) |
−伝えておきたい、知っておきたいお金の話− |
| 野村證券盛岡支店 資産管理課長
松 島 健 司 氏
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最近は、岩手大学の学生さんにも週1度講義を行ない、学生さんにも年金・保険・株式などの知識を持ってもらってこれからの自分の財産をどのようにして守れるのかを勉強してもらいますが、こういう時代ですので好評です。
欧米では、学校教育のなかで金銭教育を積極的に行なっていますが、国内はまだ。時代は古くは物々交換から電子マネーの時代になっており、時代は貨幣に替わるもので代用される時代が来ている。
金融の本質は有効な金の運用を図るものであり、日本銀行の役割(発券銀行・銀行のための銀行・政府の銀行)であり決して新札の抜き取りではないこと。
また、最近の大きな問題として自己破産の件数が1992年には約5万件が2002年には215万件に増加している。そのために「賢い消費者になるため」10カ条について説明。最近の訪問商法等の被害者にならないための心得を説明。
お金の価値についてわかりやすい例を引いて、必要な物と不必要な物の峻別が必要。無駄な買い物をしない。これからは小学校からでもきちんとした金銭教育が必要な時代である。
非常に分かりやすい講演であった。資料として学研の漫画「お金のひみつ」と「金融商品のセーフティネット」のパンフレット、こちらの要望で急遽作成されたと考えられる「ペイオフについてのご確認」の資料が配布された。
内容は非常に充実したものであった。その後質疑応答もあり、ご丁寧な回答をいただいた。野村證券の皆様のご配慮に本当に感謝した。
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