全国医師協同組合連合会 第40回通常総会
前情報部担当常務理事 菅原 克郎
第40回記念通常総会は、平成24年11月3日(土)午後3時15分より、東京都千代田区の「帝国ホテル 孔雀西の間」で開かれた。全医協連・榮田好一朗理事(城西医師協同組合)の司会で、三好荘一副会長の開会の言葉があり、小林照尚会長の「40年前に広島県で全国医師協同組合連合会が発足してから40年、大きな発展をとげて参りましたのも、各医師協同組合の役職員・組合員の皆様の強い連帯と協力のお蔭であります。心より感謝申し上げます(要旨)」との挨拶があり、日本医師会・横倉義武会長、全国中小企業団体中央会・鶴田欣也会長(代読 瀬戸実理事)から祝辞があった。
表彰式に移り、広報部門では、京都医協の松井昭男先生、大森俊次さん、岐阜医協の諏訪救仁雄さんとともに、小生が約8年間機関誌に「南蛮図」連載の功により表彰された。他の部門の表彰を終え、議事に移り、全ての議案が出席者の多数の挙手による賛成で終了した。
午後4時15分より、同じ場所で祝賀会が開かれた。初めにアトラクションとして、ジャズ・ギタリストの渡辺香津美氏と女性ジャズ・ボーカリストのマリーンさんのセッションが行われた。渡辺氏の巧みなギターテクニックと小柄ながら力強いマリーンさんの歌声が会場一杯に溢れた。時にポピュラーな選曲もあり、昔懐かしい“もんた&ブラザーズ”の大ヒット曲「ダンシング・オールナイト」をマリーンさんが歌いながら檀上から降りて、客席の女性(広島医協専務理事)にマイクを向けると、その女性がマリーンさんに負けず劣らずの歌唱力で見事に歌い上げ会場が多いに盛り上がり、皆が大いに楽しんだ。それから会食に移り、創立40年を記念し来賓として招かれていた元役員、定年退職した職員などの懐かしい顔ぶれが招待されていた。互いの年月を確認して盃を交わした。楽しい時を過ごして、宴会が終了。午後7時からは、東京スカイツリーへの観光バスツアーがあり、岩動孝副理事長とともに参加した。日本一高い建物から見る東京の夜景は素晴らしく、高所恐怖症の私でも絵葉書のようで、高さというリアリティが無く不思議に恐怖感は感じなかった。岩動副理事長のお言葉「飛行機の中から見るようなもんだ!」という言葉に納得した。本当に楽しい時間を過ごした。
創立40周年総会にお招きいただいて、全医協連という組織が確かに大きく育っていることを感じた。東日本大震災の際には、あらゆる機関からの支援活動の第一番目に全医協連からの支援があり、県内の被災医療機関へも真っ先に義援金を届けることができた。本当に心強い組織であると感じている。
表彰を受けて
私は、丁度10年前の平成14年に「いわて医師協同組合」の常任理事に就きました。その年に全医協連創立30周年記念式典が東京お台場のホテルグランパシフィックメリディアンで開催され、初めて全医協連の大きな行事にお招きを頂きました。些か緊張して上京したことを覚えております。当時は、故永井龍行会長で小西英夫事務長であり、いかにも都会的センスの漂う方々で、田舎者の私にとっては、眩しいばかりの存在に思えました。また、当時ひとり娘が京都の大学の3年生で、翌年そのホテルの隣にある信販会社本社に就職が内定していましたが、会社の役員方が来賓で会場にいらしていて、ご挨拶したら入社試験の際に面接を行った方であったという偶然の出会いもありました。それから10年を経た創立40周年通常総会記念行事のご案内をいただきました。この10年間、全医協連の役職員の顔ぶれも変わりましたが、ますます順調な発展を遂げているご努力に尊敬の念を抱いております。
私がこの記念行事にお招きいただいたのは、平成15年に、当時、全医協連の広報部員を務められていた若山栄司先生(当時、いわて医協副理事長)から、「全医協連の機関誌に何か連載記事がないか?」ということで、私が岩手県医師会報に「ナンバーズ」というコーナーを頂いて、時々刻々の出来事の数字に係る事柄を面白、可笑しく(そういう心意気で?)取り上げて連載していました。「少しアレンジして全医協連の雑誌に投稿しないか?」というお話を頂き、私の駄文を投稿することになりました。ネーミングは、「ナンバーズ」ではなく「南蛮図」としました。その後、大学の同級生からは「お前の文章を楽しみにしているよ」との言葉に励まされ、続けましたが、徐々に立派な機関誌の貴重な2頁を割いていることにプレッシャーを感じ、引き際を考えるようになりました。そして、平成23年3月11日の東日本大震災です。震災に関してのあまりにも痛ましい数字が出版物に踊り、時宜的にもその数字を取り上げざるを得ない状況となりました。私は余りにもおぞましい数字であり、その数字を取り上げることが心情的に出来ないということで、ご辞退したいとの連絡をしましたところ、全医協連の編集委員会でも私の文章の処遇に窮していたものと思います。二つ返事で「了解」のお返事意を頂きました。
これまで、尊敬する小林照尚会長の元で、私の至らないところを各所でカバーしてくれた岩田章男専務理事、安元誠司理事、斉藤憲一事務局長、広報担当であった照井牧子次長に深く感謝し、今後の全医協連の益々の発展を心よりお祈り申し上げます。
表彰式の様子
東京スカイツリーから見た夜景
広報部門で表彰を受けました